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たらこっていつから食べているの?
業務用たらこは魚とは違う味わいであり、いつからスケトウダラ(スケソウダラ)の卵巣を食すような習慣が出来たのか不思議な気持ちもありますよね。 ある書物には、鱈の子は北国の名物と伝えられており、江戸時代(1696年の頃)には既にたらこに注目は集まっていたようです。でも、たらこは庶民が簡単に食べることが出来るものではなかったでしょう。 1696年の頃といえば、徳川綱吉の時代であり、私達は現代社会において業務用たらことして徳川綱吉のような贅沢三昧を結構お手ごろ価格ですることが出来ます。 業務用たらこは、決して高価ではないということが大きなポイントです
たらこがなかなかとれないこともあった
明治36年あたりは、マダラがなかなかとれない時期を迎えることになり、結果スケトウダラにシフトしたと伝えられています。 もちろんモノが確保出来なければ業務用たらことしてもリーズナブル価格で提供出来るはずはありません。 業務用たらことして流通するためには、スケトウダラの貢献度も相当大きかったのです。 この段階で庶民のためのたらこが実現し、業務用たらことして繋がっていくことになります。当時は、たらこはお酢をかけて美味しく食べていたということのようですよ
仕入れで抑えておかなければならないポイント
業務用たらこの仕入れで抑えておかなければならないポイントがあります。 掛率(卸値)はいくら?単位(ロット)はいくら?支払い方法は?程度のものは、知らなければならない知識ですね。 掛率は、一般人が支払いするものに対しての卸値の割合のことを言います。小売価格1000円ということなら、 6掛ということで600円です。 掛率が一律ということもありますが、問屋と向きあえば、いろいろなメーカーのものを扱う傾向はあり、メーカーによって大きく掛率が違うことがあります。 単位(ロット等)は、卸す側が決めている販売単位です。業務用はたらこを一個単位でも売ってくれるのがいいと思うかもしれませんが、基本は、まとまった単位で販売することになります。 支払い方法はそのままの意味で現金、更に1ヶ月分まとめて後払いする掛け売りという場合もあり、ガード決済のパターンもあるでしょう。 業務用たらこを仕入れる場合にも、 「掛率(卸値)」「単位(ロット)」「支払方法」を聞き出すことがポイントです
業務用たらこ交渉 経営のテクニック
別にたらこ仕入れが特に難しいということではありません。「掛率(卸値)」「単位(ロット)」「支払方法」を聞いた上でイエスなら交渉が成立するまでのことです。 ただし、交渉しなければならないケースは、一気に数を仕入れるような場合であり、メーカーと取引する上でメーカーにとって美味しい条件が整えば、いくらでも交渉が可能であり、交渉のテクニックも必要になって来るでしょう。 業務用たらこを仕入れる上でも、安く買うことが出来る場合があります 実際にはロットで仕入れをするとき、数量が大きいほど単価は安く出来る可能性はあります。しかし、そうはいうものの、それほどたらこを必要としないこともあるでしょう。小ロットで仕入れようと思っている人たちほど真剣に経営と向きあう必要があります。 そのとき、お店の強みをより明確化させる必要があります。味重視ということなら、高めのロットでも対応することが出来るでしょう。ヘルシー重視、他は地域の産物だけを原材料にしているなど、それぞれのお店にアピールポイントが必要です。 業務用たらこが、小ロットゆえ、それほど安い価格で仕入れることが出来なかったとしても、それをどこで穴埋め出来るか考えてみましょう。 ポイントは、やっぱり大ロット仕入れしなければならないものに対しての交渉ではないでしょうか。 更にタラコの形状の種類には切れ子、バラ子、チューブと言ったものがあるので、どれが一番安く仕入れが出来るのかも追求するといいでしょう。 経営を成り立たせるためにメニュー変更も致し方ない問題です。 そして問屋と信頼関係を作ることで、今後、価格にもメリットは出てくるでしょうか。 定期的に仕入れが出来る間隔やロット数など相手に伝えることが出来、相手があなたに対してわかりやすさを感じたら、そこには信頼が生まれたと言っていいでしょう。 大事なのは、業務用たらこを使ってどのような展望を見込むことが出来るか明確にすることです
業務用たらこのメリット
たらこは特殊な存在なので、業務用たらこを使用することでちょっとだけ添えられてあるものだとしても、結構食べる人たちにインパクトを与えるでしょう。 見た目にもインパクトは充分あり、美味しさでもそこには業務用たらこにしかあり得ないプチプチとしたいい食感があります。 焼きたらこにすることで、塩分の効いたパンチのある味にすることが出来、どんどんごはんも進むことでしょう。 おかずが多少少ないでも、たらこがちょっとだけあれば結構ごはんをもりもり食べることが出来るって相当業務用たらこのメリットではないでしょうか。 たらこは、実際には生よりも焼いて食べるケースが多いです。ですから、業務用たらこでも充分通用出来るところはあります。レシピによっては高級な生たらこではなく、業務用たらこで充分というケースもいくつも見付けることが出来ますよね
業務用たらこを使ってこんな挑戦をしたい
お店で料理を一品出して、そのお皿に業務用の焼きたらこがちょっと添えられている光景を見れば、結構このお店は頑張っているという感じがあるのではないでしょうか。 業務用たらこを焼くだけなのに、お客様は結構手間のかかった料理を出してくれるんだという印象を持つでしょう。 そのようなお店を私達はそれ程見ないから尚更、業務用たらこをいま購入して、そのような使い方をしてみることはかなりおすすめです
私達の食の文化
外食している人たちは、ラーメンや、トンカツ、どんぶり、カレーライス……と言ったものに傾倒して、安い価格でお腹を満たしているでしょう。 お腹を満たせるのは幸せなことですが、お陰でお店が出すレシピ以外の素材を忘れてしまったのかもしれません。 たらこってそのような人たちが忘れかけていた懐かしいおふくろの味です。そのような機会がなければ、本当にたらこなどなくてもまかり通る都合のいい食文化が成立してしまうかもしれません。 業務用たらこは、昔からある食文化を伝えるためにも効率のいい選択肢だという自覚は大いに運営にも役立てることが出来るでしょう