幻のカニ、花咲ガニ
皆さんは北海道で仕入れがされる花咲ガニというカニのことをご存知でしょうか。タラバガニ・ズワイガニ・毛ガニの3種類はしばしば三大カニと呼ばれ、そこに花咲ガニを加えて四大カニと呼ばれることもあるほどの美味しいカニなのですが、実は全国的な知名度はそこまで高くないというのを北海道の外へ出て初めて知りました
一度見たら忘れない濃い色のボディにトゲトゲが密生しているショッキングな見た目をしていますが、その印象的なルックスを、地元北海道でも直に見たことがない人も多いのです。それでも四大カニと呼ばれるのは、人気の質がちょっと違うからなんです
例えるならば、数年に一本名曲をつくるスター歌手
毛ガニやズワイガニを一年に何本も良曲をリリースする歌手だとすると、花咲ガニは数年に1本名曲を作り出す歌手という感じで、希少さと味の良さが揃っていることが花咲ガニの仕入れ人気の軸となっています
ここではそんな花咲ガニがどんな味なのか、そしてなぜ仕入れが難しいのかなど、花咲ガニの仕入れに関する情報を網羅しております
滅多に見られない幻のカニ
北海道のカニの仕入れでトップを走る4種類の中でも断トツに珍しく、幻のカニと呼ばれる花咲ガニ。タラバガニの場合は数が少ない上に高級すぎるため手を伸ばしづらいという希少さですが、花咲ガニの希少さは単純に数がとてつもなく少ないのです
花咲ガニの漁期
漁期こそ3月から9月頃までとなりますが、毛ガニのように一年中北海道のどこかの漁場で旬のものを仕入れることができるカニと違い、仕入れ戦線が激しく、熟練の仕入れ業者でなければまず弾き出されてしまいます
ウオス水産仕入れは、そんな激戦地での名産を仕入れる方法も熟知しておりますので、お困りの際には是非ご相談ください
身は大味ながらも香りが高い
「それだけ珍しいなら”珍しいフィルター”がかかって美味しく感じるんじゃないの?」と花咲ガニの味に疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません
殻はとにかく硬く、おまけにトレードマークであるトゲが邪魔で、殻を剥くのも至難の業。しかし、そうして苦労して殻を剥いた先には手間を労わるような深い味わいが待っています
赤い斑点が特徴的な柔らかな身は、カニの風味とエビのような甘みがあり、その甘みがカニの風味をさらに引き立てるという独特な味わいとなっています。美味しいカニにはトゲがある、といったところでしょうか
仕入れ先の選定は腕利きを揃えた業者へ
ただし、こうした美味しさも本当に質の良いものを仕入れないと堪能できないのが花咲ガニの難しいところ
安定感のあるタラバガニやズワイガニと違って個体差が大きいのが弱点で、そこへ幻のカニという追い打ちがかかるため、本当に花咲ガニのことに精通している仕入れ業者に注文するのは必須
極上の味噌汁を堪能
幻のカニである花咲ガニを使用した料理の中で一番オススメしたいのは「花咲ガニの味噌汁」です。花咲ガニ特有の濃厚まろやかな身から溢れるカニダシは、繊細な日本料理らしい美味しさにぴったりの相性です
さらにそこへカニの殻に含まれる栄養が溶け出し、味噌との相乗効果で美容と健康にも効果が期待できる珠玉の一品に昇華するのです。美味しさと健康を合わせた料理こそが日本食の真髄ですが、それをハイレベルで体現するのが花咲ガニを使った味噌汁になります
カニはカニでも、美味しさと物珍しさを兼ね備えた限定メニューを提供したいな、とお考えの飲食店様には、是非花咲ガニの仕入れで特別メニューを提供されることをオススメいたします
「花咲」という名前
ところで、ちょっと他のカニとは違った「花咲」という華やかな名前、耳に心地良いと思いませんか?
「毛」ガニはともかく、タラバやズワイといった方言のような名称よりもずっと小気味良いフレーズで、ついつい口にしてみたくなりますよね
主な漁地である北海道最東端の根室に「花咲」という名前の町があることでついたという説や、茹で上がった際のトゲトゲの体表が真っ赤に染まった様子から来ているという説がありますが、これほどストレートにおめでたい語感の海産物は「たい」の他は花咲ガニぐらいではないでしょうか
芸術的な印象が通販カタログにも映える
威圧感を感じさせない小ぶりな体型、茹で上がった後の綺麗な赤色の甲羅、そしてバラのような棘が全身を覆う様は、まるで芸術を見るかのような強烈な印象が残るため、通販やお歳暮などのカタログに載せると効果バツグンです
花咲ガニの親戚にしてカニの王様であるタラバガニと同様、年末年始や何かの記念日などの際に仕入れて振る舞うと喜ばれるかもしれません
1クリックで電話発信が可能です。