ゴジラエビ 仕入れ


ゴジラエビは全国的にあまり出回っておらず、地域によって名称が違うため初めて聞くという人もいるかもしれません。標準和名は「イバラモエビ」。モエビ科の仲間です。「オニエビ」「サツキエビ」とも呼ばれます。「ゴジラエビ 」は北海道地方から広まった名称です

目次

ゴジラエビはどんなエビ?

小さなエビの多いモエビ科の中では大きいエビで、成長すると15センチほどになります。日本では、島根県から北海道へいたる日本海側と北海道西側で水揚げされます

深海生物の仲間で180mから400mに生息しています。 生態のはっきりわからない不思議なエビですがその味は折り紙つき。漁師さんがたまらず食べてしまうと言われるほどです

「ゴジラエビ」名前の由来は

標準和名よりも「ゴジラエビ」で通じやすいイバラモエビ。ゴジラと呼ばれるには理由があります。それは体を覆う鋭いトゲ。標準和名の「イバラ」はこのびっしり生えたトゲのことです。体を覆うトゲがゴジラの背中を連想させるため、通称として「ゴジラエビ 」が使われるようになりました。触るなキケン!のゴジラのようなこのトゲ。硬く鋭く手を傷つけやすいので注意が必要です。取り扱いに慣れていない人は殻をむく時には気をつけましょう。生で殻付きのまま提供するお店もありますが、お客様の安全を考えて注意を促す必要があります。大変珍しいエビなので話題作りにもぴったりです

流通量が少ない理由

ゴジラエビは仕入れたい時にいつでも仕入れられるといったエビではありません。流通量が極端に少ないのには理由があります。それは獲ろうと思って獲れるエビではないということ。ボタンエビ漁の網にボタンエビに混じって引っかかっていたり、カニカゴ漁のカゴの中に紛れ込んでいたり。他のエビやカニの漁の時に偶然獲れるのがゴジラエビ。そもそも「ゴジラエビ漁」というものも存在しません。獲れるか獲れないか、どれぐらい獲れるのかは運次第、エビ次第です

ゴジラエビの旬は?

秋から冬~翌年春まで行われるズワイガニのカゴ網漁に紛れ込んでいるゴジラエビ。ボタンエビ漁が始まると3月からはボタンエビの網にかかるようになります。ゴジラエビの旬は4月から5月と言われていますが、もともとが幻とまで呼ばれる漁獲高の少ないエビ。水揚げされたらすぐに仕入れなければ、次にいつ獲れるかわかりません。常に高値で取引されるゴジラエビは時には驚くほどの高値で取引されることも。かつては漁獲量のあまりの少なさに地元だけで消費されていましたが、その美味しさが全国的に知れ渡り現在では関東方面など全国で仕入れられています。大変貴重なエビですが、旬に関係なくいつ食べても美味しいのがゴジラエビの魅力です

殻むきのコツ

一般的には、腹側、エビの足の間に親指を入れて殻と身を引き剥がしますが、ゴジラエビの殻にはたくさんのトゲがついています。このトゲは硬くて鋭い上に、びっしりとついているので体に触れる場所が極端に少ないのです。エビの殻を剥く時に1番肝心な腹側にまでトゲがあるので、トゲを避けながら殻をむくのは至難の技。エビの殻剥きに慣れた人でも怪我をしそうなほど。あまりのトゲに、素手で触るのはためらわれるゴジラエビですが、水揚げされると船上で急速冷凍されるので港に着いた時には冷凍状態。仕入れの時に素手で触ることはほとんどありません。冷凍しても味が落ちないのもゴジラエビの特徴です

生で美味しいゴジラエビ

エビの中でも最も美味しいとまで言われるゴジラエビ。漁獲量が少なく高価なので、食べるどころか見たこともないという人も少なくありません。ぜひ、みなさまに味わっていただきたい美味しさです。生のゴジラエビの食感は、プリプリというよりもコリコリといっていいほど弾力性があります。口の中に入れると噛む時の音がすると言われるほど。食べ応えのあるしっかりとした食感も魅力です。甘みが強く、1番美味しい時期に仕入れた甘エビもしのぐとも。特徴的なのは頭にびっしりと入ったミソ。濃厚で豊かな味わいのエビミソはとろけるような美味しさです

加熱して食べるなら

加熱して食べるなら、殻のまま軽く塩を振って炭火で焼くのがベスト!生の時以上の甘みに驚きます。身は弾力のあるほくほくとした旨味でとろけるよう。生の時よりも甘みがより強くなったと感じるでしょう。新鮮なゴジラエビを仕入れたら、まずはお刺身で、次は加熱してと両方を楽しみたいものです。ゴジラエビの頭を使ったお味噌汁も人気。濃厚な味と旨味たっぷりのエビミソが楽しめます。飲食店様では、生、焼き物、汁物問わず数量限定の高単価スペシャルメニューが可能です

ゴジラエビを手に入れるには

ゴジラエビのように極端に水揚げ量が少ないエビは、どこからどのように仕入れるか難しいところ。商品としてお客様にお出ししたり、お店のメニューとして取り扱うにはあまりにも量が少なく、仕入れが安定と思う人も多いでしょう。それでなくても、天候によっても左右される漁業の世界。高品質の海産物を安定して仕入れることは難しいものです。特にゴジラエビのように、狙っても獲れないエビはなおさらです。獲れた時にすぐ仕入れることができるフットワークの軽さと、高品質のものを見極める目を持った卸業者を選ぶのが最も近道です

幻のエビもウオスにおまかせ!

辛抱強く待つ人だけが手に入れられるという幻のゴジラエビ。ウオスのベテラン社員は漁師さんたちと長年のお付き合いがあります。ゴジラエビが網にかかれば真っ先に駆けつけて買い付ける。それがウオスの仕入れ。漁師さんとの信頼関係と港ごとのネットワークがあるからこそ、ゴジラエビを仕入れることができます。幻のエビだからといって、水揚げされたすべてをやみくもに仕入れるわけではありません。ウオスの仕入れ担当者は水産卸の目利きです。良いものだけを選り分けて仕入れます。手に入れたゴジラエビは、自社で適切に管理し中間業者を通すことなく、直接、各地の業者様に納品しています。ウオスだからこその高品質適正価格のゴジラエビをぜひお試しください。コストパフォーマンスの良さには自信があります

水産仕入れ ウオス
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