高級食材ながらも、多くの飲食店で利用されている毛ガニ。しかし仕入れ担当者様の頭を悩ませるのが相場、コストの問題です。なぜなら、近年毛ガニの希少価値はどんどん高くなっているため、毛ガニの相場は上昇しています。今回はその毛ガニの相場上昇の理由や、適正な相場で仕入れるコツやポイントを伝授します!
目次
毛ガニが人気の理由
日本で流通しているカニの中でも、とにかくカニ通から好まれている毛ガニ。その人気の理由は、なんといっても甘みの強い繊細な身と濃厚なカニミソでしょう。毛ガニ本来の味を堪能できるボイルはもちろん、アレンジによっては磯の香りあふれる出汁も余すことなく堪能ができるため、実は利用価値の高い食材でもあるのです
毛ガニの相場が上昇している2つの理由
多くの生鮮食材の中でも一般的に高級食材の毛ガニですが、なぜ毛ガニの相場は上昇しているのでしょうか。その背景には大まかに2つの理由があります
1.毛ガニの深刻的な不漁
相場上昇の大きな原因は、毛ガニ自体の深刻的な不漁が影響しています。毛ガニは数年前まで、オスメスや大きさなどの規制はなく自由に各々の地域で漁獲されていました。
しかし毛ガニは他のカニと比較すると繁殖力が低く、また成長にもかなり時間を要します。そのため乱獲の影響を受けやすく、今の漁獲量は最盛期の4分の1まで減少してしまっているのです
2.毛ガニの需要は年々上がっている
不漁にも関わらず、現在毛ガニの需要はどんどん上がっているというのも相場が上がる原因です。その背景には2010年代から増加している外国人観光客の影響もあります。
毛ガニの産地として知られる北海道は、外国人観光客から特に人気の日本の観光地であり、北海道を代表する海の味覚の毛ガニはとにかく大人気なのです。また毛ガニ濃厚な旨味とクリーミーなカニミソは、他のカニではなかなか味わえないものです。
このような理由から、毛ガニの需要は今どんどん上がってきているのです
気になる毛ガニのサイズ別キロ単価
仕入れをすうるうえで最も重要視される原価。気になる毛ガニの原価相場をサイズ別にご紹介していきます
4kg12尾~4kg10尾 【1尾あたり300~400g】
毛ガニには厳しい規制があり、雌の毛ガニと甲羅の大きさが8センチにならない雄の毛ガニは水揚げできません
300gの毛ガニは水揚げできる毛ガニの中では小さなサイズ。相場もお手頃価格なキロ単価2000円から少々高くなると5000円程度とピンキリ状態といったとことです
4kg9尾~4kg7尾 【1尾あたり450~570g】
水揚げの多いのが450gから500gの毛ガニ。相場は450g、500g共にキロ単価2000円~5000円程度とこちらもまたキロ単価としては小ぶりのものとさほど変化がないといったところです
単純に、一尾単価をだしたときにはキロ単価にもよりけりだが、一尾あたり1000円前後のひらきがでるといった具合です
とにかく競争が激しいのがこの手の毛ガニになります
4kg6尾~4kg4尾 【1尾あたり660~1000g】
近年の傾向でいくと小さい手のものよりも大きめの手のもののほうがキロ単価としては安い動きです!
1尾が600gから1kgのものになってくると1人と1尾というよりは、2人で1尾でもかなりの食べ応えと満足感、さらにその見た目の豪華さがあることから徐々にECサイトでの販売も目立つようになってきました
気になるキロ単価は2000円~4000円弱程度といったところです
8kg7尾や4kg3尾 【1尾あたり1.1kgや1.3kg】
先に近年の傾向は大きい手のほうが安いと書かせてもらいましたが、ここまでのサイズ感になってくるとまた話は別です。入荷がそれほど多くないため、ある程度まとまった数量を確保したい場合は前もってご連絡をいただけると幸いです。
キロ単価としては2000円~4000円程度といったところです
毛ガニの相場に旬は関係する?
一般的に食材は旬の時期に仕入れることでコストを抑えることができますが、毛ガニは日本全国の各々地域で、1年中漁獲されているため毛ガニ自体には実は旬がありません。
しかし近年では乱獲による深刻な不漁の影響を受け、それぞれの毛ガニの産地に漁獲制限をかけています
産地によって毛ガニの相場は違う
毛ガニを仕入れる際に重要になるのが、産地を知ることです。日本の毛ガニの産地としてなんといっても有名なのが、 漁獲量1位の北海道です
1年通して北海道各地の海域で漁獲される毛ガニですが、その時期に漁獲される毛ガニを仕入れることは、もちろん適正な相場での毛ガニの仕入れに繋がります
北海道ではオホーツク海・噴火湾・根室沖・日高沖と4つの異なる海域で毛ガニは漁獲され、各々に漁獲時期も異なるのです。また、この4つの地域はどの海域も異なる特性を持っており、それが各地域の毛ガニの魅力となっています
そのため仕入れ担当者様は、今どの地域の毛ガニが漁獲時期であるかという、毛ガニについての豊富な知識を持った水産会社から仕入れることが大切です
毛ガニの相場は時期も関係する
毛ガニを仕入れる際に重要になるのが、仕入れの時期の問題です。毛ガニは1年中日本各地で漁獲されていますが、需要が伸びる時期にはどうしても相場が高くなりがちです。また生鮮食品は相場の推移が大きい食材でもあります。そのため仕入れ担当者様が、その時期を把握することが大切なのです
毛ガニの需要が年間通して一番高まる時期は、11月末から1月頭にかけての年末年始です。見た目にも華やかで高級食材の毛ガニは、多くの飲食店で宴の席などで重宝されます
逆に考えますと、この時期を外して仕入れることでコスト抑えた仕入れに繋がると言えるのですが、この時期は飲食店様の繁忙期でもあります
だからこそこの時期を外して、仕入れるというのが困難な場合もあるでしょう。そのため仕入れ担当者様は、需要が上がる時期にもしっかりと毛ガニの在庫を把握できる水産会社を選ぶことが大切です
適正な相場で毛ガニを仕入れるならウオスがオススメ
年々希少価値が上がる北海道の毛ガニ。できるだけコストを抑え、適正な相場での仕入れをしたいというのは、多くの仕入れ担当者様の悩みだと思います
しかし、どんなに適正な相場の毛ガニでも、美味しい毛ガニでなければ利用価値が高いとは言えません。仕入れる際には毛ガニの品質の良さと鮮度も、とても重要となるのです
とはいえ、良質な毛ガニを仕入れの段階で見極めるというのは、安易なことではありませんよね
だからこそ、美味しい毛ガニを適正な相場で仕入れるのに重要なのは、コチラ!
“ 信頼と実績のある水産会社選び ”
適正な相場での毛ガニの仕入れには、北海道の水産会社ウオスにお任せ下さい
多くの飲食店様と毛ガニのお取引実績がございます
北海道で長年水産卸業に携わっているウオスは、多くの飲食店様と毛ガニのお取引をさせていただいております。毛ガニの最大の魅力は、その濃厚な甘みと磯の香りあふれるカニミソです。ウオスはこの毛ガニの魅力を十分に理解した卸のプロが、日々仕入れを行っています
「年間を通してその時期に一番美味しい毛ガニを、適正な相場でお客様にお届けする」
これが、長年ウオスが行っているこだわりであり、また支持されている最大の理由なのです
ウオスの毛ガニをオススメする4つの理由
なぜウオスの毛ガニは適正な相場でありながらも、高品質なのか。それには、以下の4つの理由があります
①独自のネットワークでしっかりと毛ガニの在庫を確保
②中間業者を挟まないから無駄なコストがかからない
③注文を受けてから買い付けるから鮮度が違う
④買い付けは毛ガニ専門のバイヤーが行う
運送会社と提携し、仕入れから発送までを一括で
また運送会社と提携を組むことで、仕入れから発送までを一括で行うシステムを確立させ、 コストの削減にも成功しています。買い付けに関しては、経験豊富な毛ガニ専門のバイヤーが仕入れ担当者様からの御注文を受けてから、直接市場で良質な毛ガニの買い付けに向かうのです。そのため鮮度がいいのはもちろんこと、仕入れ担当者様のご要望などにもきちんと対応させていただきます
北海道の魅力が詰まった
毛ガニの仕入れは、
是非ウオスにお任せ下さい!
まとめ
様々な理由から相場が上昇している毛ガニですが、仕入れのポイントをしっかりと押さえることで、コストを抑えることも十分に可能な食材でもあります。また、コスト抑えつつも適正な相場で良質な毛ガニを仕入れることが、毛ガニの利用価値をどんどん上げることに繋がります。そのためには、信頼と実績がある水産会社選びが何よりも重要なのです。 是非ウオスから適正な相場での毛ガニを仕入れ、活用して下さいね