カニの種類は非常に多く、1,000種類以上のカニが生息しています。その中でも食べられるカニは数種類で、特に味が良いことで知られているのが毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニの三大カニです。三大カニの中の一つ、毛ガニについてご紹介していきたいと思います
目次
毛ガニについて
毛ガニはクリガニ科ケガニ属で、オホーツク海、北太平洋などに生息しており、水深200m以上で水温の低いところを好む生き物です
現在は資源を守るために、カニの漁獲を制限し、規定の大きさ以上のものだけが水揚げされています
毛ガニの旬と言うと冬をイメージしがちですが、毛ガニの旬や産地を知ることで味わい方が変わってきます。続いては毛ガニの旬についてお伝えしたいと思います
毛ガニの旬はいつなのか?
毛ガニの旬について詳しくご紹介するにあたり、毛ガニはいつ、どこで水揚げされているのかを知ることでお分かり頂けるかと思います
ご想像がつくかと思いますが、北海道はカニの水揚げ量は国内第一位です。
漁業をするのに恵まれた地形の北海道ですが、道内の主な水揚げ場所はこちら!
- 春~夏‥網走や宗谷のオホーツク海側
- 夏‥登別、白老町沖の北海道南西)
- 秋‥釧路や根室、十勝沿岸
- 冬‥日高沿岸
このように時期によって場所を変え、一年中毛ガニを獲ることができるのです
「一年中毛ガニが獲れる」 = 「一年中毛ガニの旬」
このような方程式ができますね!
その中でも、オホーツク海では流氷が去って漁が始まる3月後半から、毛ガニの脱皮が始まる前の5月頃までの毛ガニが一番美味しいと言われています。とは言え、その時期それぞれの毛ガニの旬の特徴や、好みもあります。ウオスでは漁師さんとのつながりもあり、その日その日でリアルタイムの情報を入手することができますので、カニをお探しの際はお気軽にご相談下さい
カニの選び方
毛ガニを旬の時期に購入することが、美味しいカニを食べる近道ですが、毛ガニが旬のものとは言え、選び方を間違えると毛ガニの旬でも台無しになってしまいます
ウオスでは 目利きのノウハウを生かし仕入れていますのでお任せ下さい。
ここでは、ウオス流カニの見極め方についてご紹介したいと思います。
その1
色鮮やかな赤色でつやがあるカニが鮮度の良い証拠です
その2
カニは大きさでは重さはわからないので、同じ位の大きさのカニを比べ、出来るだけ重たいものを選ぶようにします
その3
カニは脱皮を繰り返す生物です。脱皮してから時間が経過してるほうが身が締まっており、その目安として、甲羅が硬いものがオススメです
その4
カニミソに関してです。カニの中でも毛ガニと言えばミソが目当てのこともあるくらい絶品です。新鮮なカニミソはオレンジの色が鮮やかなほど、甘く、カニ独特の風味を味わうことができます。時間が経つと、黒く変色していき、苦くなりやすく、色落ちしていないかどうかが、カニミソの鮮度とおいしさを見極めるポイントです
カニの茹で方のコツ
新鮮な毛ガニの旬ものですが、ゆで方で味わいが変わりがちです。ウオスでは面倒な下茹でも行なった状態で販売しておりますが、一般的なゆで方についてご紹介したいと思います。
冷凍で仕入れた場合、解凍から始めます。
水分の蒸発を防ぐために新聞紙やキッチンペーパーなどでカニを包み、冷蔵庫内で緩慢解凍がオススメです。その際に、甲羅を下にして解凍するとカニミソが流れません。
解凍を終えたらいよいよ茹で工程です。材料はシンプルに塩だけです。
①鍋に濃度3%の食塩水を作り、沸騰させます。この際に食塩が溶け切っていることをしっかり確認します。
②茹で時間は重さに応じて小振りな物で15分、一キロ近いものは20分を目安にゆでたら完成です。
ゆでたてはみずみずしく、甘くてカニの風味も抜群です。
これで毛ガニの旬ものも、風味や歯ごたえを損なわずにお召し上がり頂けます。一年中毛ガニが旬の北海道産は味わい方も異なり、魅力満載です
美味しいカニの食べ方について
カニはゆでて食べることで、カニ本来の味を味わえるのでオススメですが、北海道ならではカニの食べ方、甲羅酒の作り方についてです
~材料~
茹で毛ガニ
日本酒
作り方
①カニをゆで、毛ガニの脚を切り離し、甲羅を外します。
②胴体の身を半分に切り、脚の殻を切って、身を集めます。筒状になっているのでハサミを使用すると切りやすいです。胴体側にカニミソもあるので、集めた身も一緒に甲羅に移します。
③甲羅にカニミソと身を入れたら、日本酒を入れ、オーブンで焼きます。炭火焼きができれば尚良いです。身に火が通ったら完成です。
毛ガニの旬の時期や産地についてご紹介させて頂きました。国内でもカニはブランド化され、山陰で捕れたズワイガニの松葉ガニ、越前・福井で捕れた越前ガニなどが有名ですが、毛ガニと言えば北海道です。一年中、毛ガニが旬なことで安定的に仕入れが可能です。ウオスの仕入れた毛ガニの旬のものをメニューに取り込むことで、顧客作りにお役立てください