タラバガニの適正な相場は?賢く仕入れるために必要なポイント


パーティー等の祝いの席でその場を華やぐカニ。その中でもカニの王様として君臨するのがタラバガニです。ギュッとしまったプリプリの身は、老若男女問わず大人気。テーブルに上がると一気にその場が華やぐような魅力に溢れています。
とはいえ、高級品のタラバガニ。近年は不漁の影響で、かなり価格が上がっています。そのため仕入れる際に気になるのが、タラバガニの相場です。適正な相場を知ることは、コスパを抑えた賢い仕入れにも繋がるため、飲食店様には必要不可欠な事でしょう。
今回はそんなタラバガニの相場を、様々な角度から考えていきましょう

目次

タラバガニの相場はどのくらい?

食材は価格が安ければいいというものでは、もちろんありません。価格と品質がきちんと適正なものを仕入れることが重要です。
そのため高品質でありながら、適正な相場のタラバガニを仕入れるには、商品を取りまく様々な要素を考える必要があります

ピンキリの価格幅

また“タラバガニの相場”と一言にいっても、価格の幅はピンからキリまであります。特にカニは他の水産物と比べても、価格の開きが大きい食材です。そのため「これが適正価格?」と仕入れの際に悩んでしまう飲食店様も多いのではないでしょうか

加工方法によっても異なるタラバガニの相場

タラバガニの相場は産地やサイズ、加工方法によって決まっています。また購入する時期によっても相場は変動するのです。重要が増える時期には、もちろんタラバガニの相場はグングン高騰します。
そのためタラバガニの相場を知り、自分のお店ではどの時期にどのような料理に利用するか、ということを考えて仕入れるだけでも、コストはかなり抑えらることが可能といえるのです

相場が高いタラバガニはどんなもの?

ではどのようなタラバガニが、一般的に相場が高いのでしょう。相場が高いということは、それだけ重要もあるということです。
一般的にタラバガニは、サイズが大きいものの方が高値で取引されます。大きいタラバガニの方が、ぎっしりと身が入っている傾向があるからです。
また、メスよりもオスのほうが身の入りが多く、味も良いので人気が高いので相場も高く設定されています。

産地によって変わるタラバガニの相場

現在、一般的に流通されているタラバガニの大半が輸入物です。なぜなら、国産のタラバガニはほぼないと言っていいほど珍しいからです。また、国産のタラバガニは近年比較的小ぶりなものしか獲ることができない傾向にあります。それには漁獲海域の問題が関係しています。日本人が近年漁を行える範囲の海域には、大きいサイズのタラバガニが生育できません

輸入品がオススメ

高品質でありながら相場が安定したタラバガニを仕入れるには、輸入品の方がオススメなのです。近年流通しているタラバガニの産地の多くは、アメリカ産やロシア産です。

中でもロシア産のタラバガニは、栄養資源豊富なオホーツク海の影響を受けて育まれた高品質なカニが多いため、人気も高く相場は高めになっています。しかし、ロシア産の大ぶりなタラバガニは利用価値も高く、高品質でとてもオススメです

時期によっても違うタラバガニの相場

タラバガニは産地によって、様々に異なる旬があります。そのため1年中様々な産地のタラバガニを楽しむことも可能なのです。

1年間の中でもタラバガニの相場が安定しているのが、春から夏にかけてです。そして10月くらいから相場が少しずつ高騰し始め、最も価格が高騰するのが12月~1月です。

理由としては年末年始の忘年会やおせち料理などに使う飲食店が多いため、高級食材であるタラバガニの重要が一気に上がるからです。なんとこの年末の時期のタラバガニの相場は、安定期の4倍になる年もあります。仕入れの際には、できるだけ安定した価格の時期に仕入れ、賢くタラバガニを利用することをオススメします

加工法で変わるタラバガニの相場

タラバガニの加工方法は、大きく分けて3つあります。

タラバガニ姿

一番相場が高めの設定になっているのが、タラバガニ姿です。一見、水揚げされたそのままの状態で手間がかからない分一番相場が安いのでは?とも思えるタラバガニ姿ですが、実はキロ単価換算すると割高であることが窺えます。しかし、テーブルにドンっと置かれたタラバガニ姿の迫力、そして華やかさは格別ですよね。とにかく見栄えを重視する席、例えば宴会や海鮮居酒屋での催しものがある際などに是非仕入れて活用してみてはいかがでしょうか

相場

タラバガニ姿の相場は1匹あたり8000円~15000円程が目安となっています。またタラバガニ姿は平均すると1匹あたり1kg前後のものから4kg前後のものとなっています

タラバガニ脚

飲食店でも使い勝手の良さから考えて、一見、一番相場が高そうなタラバガニ足ですが、実はタラバガニ姿よりも相場は低く設定されています。タラバガニはカニ味噌を食べず足を主に食べますので、足だけの仕入れの方が手間もなく需要が高いのです。
例えば卸先の一つとして、ホテルのバイキング用にと仕入れるご担当者様がいらっしゃいます。このご担当者様は、仕入れたまま、そのまま自然解凍させてバイキングに出せるから楽で良いと言われます。
他にも足の殻を全て剥いている「タラバガニ足ポーション」という商品もございます。ポーションタイプは殻がすでに剥かれているのでより手間がなく、すぐに利用できるという利点があります。タラバガニ足は様々な料理にも活用できるので、利用価値の高い食材といえるでしょう

相場

タラバガニ足の相場は1kgあたり2000円前後~10000円前後が目安となっています

タラバガニ端材

一番相場が低く、コストを抑えて仕入れることができるのが、タラバガニの端材商品です。基本的にはシュリンクやセクションをつくる加工工程の中で足が折れてしまったものや、傷がついてしまったものを詰め合わせています。タラバガニは足が折れてしまっていても、サイズが大きいものに関してはわりと需要があるため端材商品として安価で卸します。
ちなみにですが、小型サイズのタラバガニは一般的に需要が少ないため、使えるところのみ、ほぐし身やフレークとして利用するため加工工場へまわします

相場

タラバガニ端材商品の相場は1kgあたり2000円前後~5000円前後が目安となっています

適正な相場でタラバガニを購入するならウオスがオススメ

タラバガニの相場についてある程度理解しても、いざ購入する際にその知識が活かされるのか否か、なかなか難しいものがありますよね。
また多くの飲食店様が抱える悩みとして多いのが、食材のコスト問題です。特に高級品のタラバガニこそ、適正な相場で仕入れをしたいと悩まれている飲食店様も多いと思います。
そんなタラバガニの仕入れこそ、是非ともウオスにおまかせください。
北海道で長年水産卸売業に携わってきたウオスは、もちろんタラバガニの知識も豊富です。この時期の相場はいくらか?また、この加工にはこの調理がオススメ!など、経験から培った知識で購入者様をサポートさせていただきますよ。

まとめ

高級品であるカニの王様タラバガニ。仕入れの季節や加工方法等の様々なことを考慮して仕入れることで、適正な相場で活用することも可能です。
また一般的には利用価値が低い良品でも、調理方法によってはメリットが大きい食材に大変身させることができるのが飲食店の強みでもあります。このような値段以上の価値を見出すためには、仕入れの工夫と高品質な食材が必要になります。
そのためにも信頼と実績のあるウオスで、是非とも高品質なタラバガニを仕入れましょう。

水産仕入れ ウオス
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