プリプリで甘みのある身を、様々な料理で堪能することができるタラバ足。深紅で豪快な見た目と極上の旨味は、老若男女問わずトリコにするカニの王様として有名です。 しかしながらタラバガニは高級品であり、仕入れの際にコスト面等で悩まされる飲食店様も多いのではないでしょうか。 その中でも、需要はもちろん人気も一番高いとされるタラバ足。そんなタラバ足の魅力はもちろん賢い仕入れの方法も考えていきましょう
目次
タラバガニの足は何本?どんなカニ?
人気も知名度も高いタラバガニですが、実はタラバガニはカニの仲間ではないということ皆様ご存知でしょうか。タラバガニは生物学上ではヤドカリの仲間になるのです。そのため他のカニ達とは、足の本数も違います。タラバの足の本数は、左右の足6本と左右のハサミ2本の計8本。三大ガニの仲間であるズワイガニや毛ガニと比較すると、タラバガニは2本足が少ないのですね。
また大きな甲羅とガッシリとした太い足も、カニの中でも大型とされるタラバガニの特徴でしょう。その太い足にぎっしりと詰まったプリプリの甘みと旨味の溢れる身が、多くのお客様も魅了しているのです。
その食べごたえは、他のカニと比較しても群を抜いてナンバーワン。また癖がなく食べ飽きしないアッサリとした味わいは、様々な種類の料理にも向いているのです。そのためアレンジによって、利用価値を高めることもできますね
タラバを足で仕入れるメリットについて
実はタラバガニは、ズワイガニや毛ガニと違いカニ味噌を食さないカニなのです。そのため加工の段階でカニ味噌が抜かれてしまっています。またトゲが多く、甲羅の固いタラバガニは捌くのが困難な部分もあります。特に初心者には、時間を要する作業と言えるかもしれません。これらの作業や殻の始末がないことが、足で仕入れる最大のメリットと言えるでしょう。
また一言にタラバ足といっても、剥き身の「ポーションタイプ」はすぐにお客様に提供できる状態まで加工しておりますので、カニ専門の飲食店などや天ぷら屋にはお勧めの一品です。
ご自身のお店の用途や状況に合わせて、加工状態をチョイスすることも可能なのです。調理時間の短縮などメリットがたくさんあるのです
タラバ足に旬と仕入れのタイミングは?
食材は一般的に旬に仕入れることで、コストを抑えることができます。では、タラバ足の旬はいつなのでしょう?
実はタラバ足は産地によって、様々な旬が存在します。そのため実質的な旬というものは存在していません。しかしタラバ足の価格は、1年間の中でかなり変動します。一番価格が高騰するのは、11月頃から1月頃にかけてです。この時期は、忘年会や新年会はもちろん、おせち料理などとタラバ足の重要がグッと上がる時期なのです。この時期は、平常時の4倍まで価格が上がることもあるというから注意が必要でしょう。しかし、このように価格の高騰する時期が明確であるということは、他の時期に仕入れることで価格を抑えることが可能であるということでもあります。タラバ足の仕入れの際には、その時期にも気をつけましょう
タラバ足を賢く仕入れるために大切な3つのポイント
近年タラバ足は人気の高まりと不漁が重なっており、大変希少価値が高くなっています。また利用しやすいタラバ足は、スーパーの仕入れやホテルのカニ食べ放題の仕入れなどと問合せが多いのも事実です。 しかし、ポイントさえしっかり押さえれば賢く仕入れることは可能なのです。それではタラバ足の仕入れの3つのポイントをご紹介します
1.大体の相場をしっかりと把握すること
全ての食材には大体の相場があります。また食材の相場は仕入れの時期によって変動するものです。食材は安ければいいというものでもありませんが、高価であるからこそ美味しいのか、というものでもありません。そのため、質と価格が見合っている適正な食材を購入するということが、重要だといえるでしょう。そのためには、タラバ足の時期による大まかな相場を知ることが必要となります。仕入れの際には時期による適正価格についても考えてみましょう
2.産地にも気を配ること
一般に仕入れとして流通しているタラバ足に、国産品はほぼありません。国産のタラバ足は漁獲海域の関係でなかなか獲れないと共に、小さいサイズの物が多くなってしまうのです。近年流通しているタラバ足は、様々な外国産の物が流通しています。その中でもオススメなのが、オホーツク海で獲れるロシア産のタラバ足です。オホーツク海は冬に訪れる流氷の影響を受け、良質なプランクトンを含む恵みの海になり、多くの海産物に素晴らしい影響をもたらします。 そのためロシア産のタラバガニは大ぶりで甘みが強く、身入りがいい高品質の物が多くなります。このように産地にも気を配ることで、より品質の良いタラバ足の仕入れにもつながるのです
3.ネットワーク力と信頼がある水産業者を選ぶこと
人気が高く、入手の難しいタラバ足だからこそ、仕入れの際に水産業者選びはとても重要です。最近は飲食店の繁忙期と言われる年末年始に、安定した在庫数を確実に確保できている水産業者もどんどん減少しています。とはいえ、中にはしっかりとした在庫数を独自の方法で確保できている水産業者もいるのです。このように在庫を確保できているということは、適正な価格での販売はもちろん多様な形での仕入れにも繋がりますので、仕入れの際の重要なポイントになるでしょう。タラバ足の仕入れの際には、しっかりと水産会社も厳選して下さいね
ウオスはタラバ足の仕入れに自信があります!
ネットワーク力や信頼がある水産業者ってどこだろう?とお困りの飲食店の皆さま。タラバ足の仕入れでお困りの際には、是非ウオスにご相談ください! 当社ウオスは海産物の宝庫である北海道で、古くから多くの飲食店の皆さまと多くの海産物を取引させていただいております。 また海産物の美味しさを左右する鮮度についても、もちろん自信があります。 なぜならば、ウオスは飲食店様から依頼を受けてから市場に直接買い付けに出向くからです。また買い付けには北の大地で日々水産品と関わっている、目の肥えた専門のバイヤーが向かいます
ウオスのこだわり
1.長年培ってきたネットワーク
2.注文を受けてから買い付けするので鮮度が違う
3.知識豊富な専門のバイヤー
この3点のこだわりで、上質なタラバ足を飲食店様にお届けいたしますよ
まとめ
多くの種類があるカニ。その中でもとりわけサイズが大きく、様々な宴の席を彩るのがタラバ足です。希少価値も上がり高級品として有名なタラバ足ですが、仕入れ時にポイントを抑えるだけで、コストを抑えることはもちろん、利用価値も挙げることが可能になるのです。このように賢く仕入れて、お店のメニューを鮮やかに彩りましょう