タラバガニ相場価格推移

品質と深い関わりのある相場価格と、その推移を知ることができれば、仕入れの効率は一気に上がります。札幌に拠点を置き、北海道各地の名産カニの取り扱い実績が豊富な水産卸元ウオスだからこそ知っている、リアルな相場価格の推移を、是非お客様の利益にお役立てください

タラバガニの仕入れはウオス！

王様と呼ばれる肉厚の身と、濃厚な風味が特徴のタラバガニは、3大カニと呼ばれる毛ガニやズワイガニはおろか、北海道の豊富な海産物の中にも食べ応えで右に出る食材はありません。まさに名実ともキングなタラバガニの美味しさや絶品料理の数々は、すでに多数の特集ページを組んでまいりました。そこで、今回はタラバガニの仕入れを担当されているお客様に向けて、タラバガニの相場価格と、その相場価格が一年の中でどのように推移していくか、相場価格に関わる様々な要因について、役立つ情報をまとめさせていただきました

タラバガニ相場価格の推移

タラバガニの相場価格とその推移に深く影響しているのは、多くの海産物の例にもれず、漁期・旬にあります。タラバガニの旬は10月から1月までの冬の期間になり、その期間は需要に比例して相場価格が大きく上昇します。寒さで身が引き締まり、食べ応えがピークを迎える冬は、最もタラバガニが美味しい季節であることはもちろん、お鍋の季節であることや、年末年始という全国共通の最大のお祝いが重なるため、相場価格は一年で最も高くなります。一方で、タラバガニの季節ではない春、そして夏へと季節が移っていくほどに、相場価格は安価に推移していきます。タラバガニの相場価格が最も低くなる夏場は、仕入れの競争は比較的楽になる代わりに、品質は冬に水揚げされるタラバガニからは劣ってしまいます。北海道の各漁場で水揚げされ、通年で安定した供給がある毛ガニとは違い、アスリートの調子の浮き沈みのように相場価格の推移があるのもまた、タラバガニの貴重さに拍車をかけているといえます

相場価格

先にご紹介した通り、相場価格の推移は冬が高く、春から夏にかけて安価という形で推移していきますが、タラバガニの相場価格に関係している事柄は季節だけではありません。まず、タラバガニの相場価格の特徴として、足に美味しさのすべてが詰まっていることから、姿まるごとよりも、足だけの方が相場価格は高くなります。カニミソがなく、唯一の可食部である他、下準備の必要もなく、すぐに使えるという点も足のみが。また、オスの方がぎっしりと身が詰まっており、味も良いことから、メスよりも相場価格は高くなります。このことから、冬に出荷されるオスの足が最も高く、春から夏に出回るメスの姿が最も相場価格が安いことになります。もちろん、生き物を扱う漁の世界は例外もありえるため、タラバガニの相場価格の推移はウオスの仕入れサイトで随時チェックされることをオススメいたします

オススメの仕入れ時期

食べ応えではダントツの頂点でありながら、冬から夏にかけて相場価格や質が大きく推移し、毛ガニほどの安定感がないタラバガニは、仕入れるのに適した時期が存在します。質を最重要されるお客様であれば、冬の時期に仕入れるのがベストです。カニの中でも最も美味しいと言われるタラバガニが、最も美味しくなる時期。素材にこだわるすべてのお客様に、自信をもってオススメできる最高級のタラバガニをお届けいたします。質と同時に相場価格もピークへと推移する時期ですが、低価格が自慢のウオスの仕入れをご利用いただければ、競争力のある価格で仕入れていただくことが可能です。また、焼きガニや鍋など、タラバガニを調理・加工されるお客様や、必ずしも最上級のタラバガニを必要とされないお客様には、比較的安価に推移する春から夏にかけてのタラバガニを狙われることをオススメいたします。もちろん、どのシーズンであっても、ウオスは相場価格を言い訳にしない低価格と高品質を実現いたします

タラバガニの代用食材、『アブラガニ』もオススメ

ここまではタラバガニの相場価格とその推移についてご紹介してきましたが、相場価格の推移を完全に理解しても、美味しい上に縁起も良いタラバガニだけあって、獲得競争は常に激しく、旬の時期ほど値段と質を両立させるのは難しくなってきます。そこで活躍するのが、代用品として活躍している『アブラガニ』です。身の食べ応えこそわずかに劣るものの、タラバガニと似た風味を持ち、まるで示し合わせているかのように、タラバガニの相場価格が落ちる春先から夏にかけて旬を迎えます。通の中にはアブラガニのほうが好きだという方もいるほどの美味しさなのに、相場価格はタラバガニよりも安いとあって、堂々と王様代理の役割を担っています。春先から夏場にかけて、仕入れの単価を抑えながらもタラバガニの味わいが欲しいというお客様は、アブラガニのほうを仕入れることも検討されてみてはいかがでしょうか