釧路に水揚げされる秋刀魚は道東沖の秋刀魚です。 道東沖は、千島列島東側から北海道東部を進む寒流と津軽暖流がぶつかり合う複雑な海域。 道東沖は、良質の海産物が豊富に獲れる世界でも有数の漁場です
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釧路産秋刀魚のおいしさのヒミツ
道東沖には動物性プランクトンがたっぷり。 脂のノリを良くする動物性プランクトンをたくさん食べているのが釧路の秋刀魚です。 秋刀魚は、8月になると14℃から18℃の水温の中を移動し始めます。 栄養豊富な海を動物性プランクトンを食べながら10月まで道東沖を通過。 1番脂ののった秋刀魚を水揚げできるのが釧路です
釧路の秋刀魚がピカピカ光っている理由
釧路の秋刀魚には魚体に傷のあるものが少ないのにお気づきですか? ほとんどの秋刀魚がきれいな魚体のままで水揚げされてきます。 なぜなのでしょう。 釧路の秋刀魚がピカピカ光っているのには漁法に秘密があります。 釧路の秋刀魚漁は棒受網漁法。秋刀魚が光に集まる習性を利用した漁法です。 集魚灯で秋刀魚を群れごと囲い込み、赤色灯で落ち着かせ網を手繰り寄せて魚倉に入れます。 秋刀魚が暴れることが少なく魚体をあまり傷つけません。 また、魚倉に入れる時に氷を同時に入れるので鮮度も保たれます。 秋刀魚は温度が上昇するとそれだけでダメージを受ける取り扱いの難しい魚。 1940年に始まった棒受網漁法と先端技術を駆使した冷蔵・流通技術。 釧路の秋刀魚は先人の工夫と技術で鮮度が保たれ、ピカピカなままで消費者の食卓に届けられます
秋刀魚の脂は栄養の宝庫
釧路港に水揚げされる新鮮な秋刀魚。 この秋刀魚には注目の栄養素がたっぷり含まれています。 それがDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる不飽和脂肪酸です。 DHAとEPAの働きは幅広く、記憶に関連する神経細胞の抗酸化作用、血管をしなやかにし、動脈硬化を防いだり中性脂肪を下げる働きも研究されています。 DHAとEPAは体内では生成できない栄養素のため、食事から摂る必要があります。 秋刀魚はタンパク質よりも脂が多く含まれる魚です。 釧路の秋刀魚には、このDHAとEPAが他の魚と比べて多く含まれています。 例えば、青魚の代表サバ。 サバのDHAは700ですが秋刀魚では1,300。 サバのEPAは500ですが、秋刀魚は890。 サバと比べても秋刀魚の栄養がいかに高いかわかります。 魚の脂は肉の脂と違って、摂れば摂るほど良いと言われています。 釧路の脂のたっぷりのった秋刀魚は、栄養価も高く効率よくDHA、EPAを摂っていただけます。 秋刀魚は釧路で水揚げされる頃に20%以上の脂を蓄えています。 ウオスでは、この脂を損なわないよう、最新の技術でみなさまのお手元へお届けしています
秋刀魚に〇〇?地元ならではの美味しい食べ方
新鮮でぷりぷりの釧路の秋刀魚。お刺身で食べると絶品です! 秋刀魚の刺身といえば、醤油に生姜、あるいはわさびで食べるのが一般的ではないでしょうか。 ここ釧路地方では、産地ならではの食べ方があります。 それが一味唐辛子。 釧路では、スーパーの秋刀魚売り場に一味唐辛子も売っているほどポピュラーな食べ方です。 醤油を入れた小皿に、多すぎると感じるほど「多め」の一味唐辛子を振り入れます。 一味唐辛子のぴりりとした辛味と、秋刀魚の脂が絶妙に絡み合い絶品です
北海道らしい糠漬け秋刀魚
もう1つの食べ方は、ぬか漬け。 新鮮な秋刀魚の腹を取り、流水で洗って水気を切りぬかに秋刀魚を漬け込むだけ。 漬け込む日にちは塩加減によって変わりますが、3〜5日が一般的。 余分な水分が抜けて旨味のぎゅっと詰まった秋刀魚。 糠を洗い流して焼くだけで、ご飯がすすむ秋刀魚料理の出来上がりです。 ウオスの脂がのった新鮮な秋刀魚なら、お刺身やぬか漬けはもちろん、塩焼きなどどんな調理法でも美味しく召し上がっていただけます
失敗しない秋刀魚選び
口と尾が黄色いものが新鮮と言われる秋刀魚。 他にはどんな選び方があるのでしょうか。 新鮮で脂ののった秋刀魚の選び方を、日本一の水揚げ港釧路で聞いてみました。 脂のノリは魚体の厚みで判断します。 特に頭から背中に注目しましょう。厚みがあるほど脂がのっています。 釧路の秋刀魚は魚体の厚いしっかりとした秋刀魚がたくさん水揚げされます。 新鮮さはまずはお腹でみます。 魚はお腹から傷んでくるため、硬くしっかりとしたお腹の秋刀魚が新鮮です。 目を見ることも大切です。濁りがなくできるだけ透明な目をした秋刀魚を選びます。 そしてもう1つ。 尻尾を持って立てた時、ピンと剣のように立ち上がる秋刀魚が新鮮です。 ウオスでは、経験豊富な仕入れ担当者が直接釧路港へ出向いて仕入れをしています。 脂ののり、新鮮さは折り紙つき
鮮度が命の秋刀魚を必要なだけ購入するには
鮮度が命の秋刀魚を釧路から消費者へ。 ウオスにお任せ下さい。 漁師さんと直接交渉をしているウオスでは、最も美味しい時期に必要な量だけ秋刀魚を仕入れています。 近年、漁獲量が少なくなっていると言われる釧路の秋刀魚ですが、漁が始まれば良質の秋刀魚を必要なだけご注文いただけます。 独自の水産ネットワークを持っているウオスは、どれだけご注文いただいても仕入れリスクがありません。 価格も抑えられ、値段交渉の手間も省けます。 小規模飲食店で少ない量が必要な方や、まずは少しの量から試したい方まで便利にお使いいただける小ロットでの取り扱いもしています。 本場釧路の脂ののった新鮮な秋刀魚をぜひお試しください