おにぎりの具 カレイ


おにぎりといって、思い描く形はどんなものでしょうか?多くの方は三角形のおにぎりをイメージすると思いますが、実は丸型、俵形など様々なものがあります。しかしどの形で作られていても、白米で具材を包み込む、もしくは炊き込みご飯を形作るという基本は一緒です。そんな昔から日本人に愛されているおにぎりですが、魚のカレイも具材として扱われているのをご存知でしたか? カレイといえば煮つけや唐揚げ。おにぎりの具としてのカレイも、やはり定番ははずせません!それ以外にもまだまだあるおにぎりの具になるカレイを、詳しくチェックしていきましょう

目次

平たい形が、おにぎりの具としてのカレイを際立たせる

カレイといえば平たい魚で、両目が体の一方に集まっているのが特徴ですが、ここで問題です。カレイは右側にあるでしょうか。それとも左側にあるでしょうか?

ひだり側に目がある「ヒ」ラメ。その反対がカレイ

答えは右側。左側にあるのはヒラメ類で、小さい頃は「ひ」だり側に目がある「ヒ」ラメと覚えなさいと言われたものでした。そんなカレイですが、幼少期は普通の魚と同様左右に分かれて付いているのだとか。体も平らではないのですが、成長とともに目が右側に移動していき、体が平たくなるのに合わせて、浮き袋がなくなり底生の成体となるそうです。この平たい形が、おにぎりの具としてのカレイを際立たせます。

おにぎりの具にもってこいの、カレイ

唐揚げやフライにすると細長い形にしやすく、煮付けも味が染み込みやすいので、おにぎりの具にもってこいなんですね!通常のおにぎりと違って、具としておにぎりを引き立たせてくれるのが、カレイなんです

おにぎりの具に適したカレイ

カレイとヒラメの見分けも難しいのですが、カレイ自身にも種類があります。おにぎりの具に適したカレイは何か、見ていきましょう

まずはマガレイ

50cmほどと大きく、口が小さく尖っている形状から「クチボソ」と呼ばれています。水揚げ量が多いので、おにぎりの具として広く活用されています。 またマコガレイはマガレイよりも少し小さく、やはり水揚げ量が多いので、おにぎりの具で使うカレイとして重宝します

続いてクロガレイ

クロガレイは北海道では釣りの対象として大人気。家庭で煮付けて固まった煮こごりをご飯と混ぜておにぎりにする、なんていうのもいいですね。

そしてスナガレイ

スナガレイは30cmほどと小さく、味が薄く脂が乗っていませんが手頃な価格が特長です

ソウハチガレイやババガレイ

ソウハチガレイやババガレイは、数ある魚の干物としても評価が高く、非常に美味。白いご飯に混ぜておにぎりにするのもいいですね

カレイをおにぎりの具にするには?調理法をご紹介

では、実際にカレイを具にしたおにぎりを見ていきましょう。まずは素材を活かした焼きのカレイから。これは、普通にカレイをグリルで焼いたあと、骨をとって身をほぐし、彩の野菜とあえてご飯と混ぜて使用します。いわゆる混ぜご飯の一種となりますが、おにぎりの具として、あっさりしたカレイがいかされる調理方法となります。味付けはお好みですが、カレイ一切れに対して(醤油大1、酒大1、みりん小2)程度いれるといいでしょう。彩の野菜は、小松菜や大根葉など緑がおすすめです。少しだけごま油をまぶすと香りが出て美味しさが増しますよ! また、王道である煮付けのおにぎりもおすすめです。これこそとても簡単で、カレイを煮付けた後、身をほぐします。タレと身をご飯と混ぜて、形作れば完成です!海苔との相性抜群で、おにぎりの具としてのカレイを堪能できますよ
水産仕入れ ウオス
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